義理の妹 新しい家族

 「どうするの?雅美ちゃんが、そんなことじゃ心配で出かけられないじゃない」
 結婚して雅美の義母となった香苗が、少しぐったりして香織のベッドに寝ている青い顔の雅美の額に手を当てる。
 「熱は無いみたいね…雅美ちゃんは風邪を引いたみたいね」
 香苗が心配そうな表情で雅美の額から手を離した。
 「大丈夫よ。わたしが雅美おねえちゃんを見ていてあげるから。安心して行ってらっしゃい」
 横から香苗の実子である香織がなにか嬉しそうに声を出した。


 香織の母香苗と、雅美の父俊夫が結婚したのはつい先日で、雅美と香織たちを残して新婚旅行に今日から出発する。ちょうど会社の新人の夏期研修があり、新人たちの教育の一環を俊夫が受け持っていた。研修当日の三日前に二人が現地の旅館を訪れることが新婚旅行になっている。もちろん旅費やホテル費用は、会社が負担してくれる。その後、そのホテルで研修生たちと合流して俊夫が研修に当たり、香苗が先に帰ることになっていた。

 二人が結婚するようになったのは、同じ職場で一緒に働いていたせいもある。それにお互いが一人の子持ちで独身だったことが二人を接近させた原因でもあった。それにお互いの子供たちも年齢的に同じぐらいで、片方は母親を求め、片方は父親にあこがれていて、子供たち同士も快く二人の結婚に賛成してくれた。
 雅美は21歳で、香織は18歳と年齢が近いが、お互い会うまでは年齢のことなどまったくわからなかった。
 紹介された途端、香織は雅美の可愛らしさを特に気に入ってしまった。
 「雅美、恥ずかしがらなくていいから…この間話した香苗さんと香織ちゃんだよ…」
 雅美は、いつも家にいるときの格好で二人の前に恥ずかしそうに出てきた。可愛らしいオレンジの模様の入った襟の大きなブラウスにジーンズの短パン姿で、そのあどけないいでたちは一見は小学生に見える。
 「はじめまして…雅美です」
 そのいでたちからは想像もできないしっかりした挨拶である。
 「あっ、はじめまして…香苗です。この子は娘の香織」
 「香織です…雅美ちゃんて言うの?・・・」
 「はい…雅美ですけど?」
 二人は雅美の可愛らしい笑顔に見とれていた。
 「雅美ちゃんて…かわいいんだ」
 香織は雅美のそばによって行こうとしたが香苗がそれをとめた。
 「雅美ちゃんって言うのね。えらいわね。ちゃんと挨拶ができて…雅美ちゃんっていくちゅなの…」
 雅美の年齢を聞いていない二人は、雅美を一目で小さい子と決め付けていた。雅美に対して子供言葉で話しかけていた。その言葉使いに雅美は赤くなって下を向いてしまった。いつものこととは言え父親が年齢を言っているものと思っていたから内気な雅美はそれ以上言葉を出せなくなってしまっていた。
 「こう見えても雅美は大学生なんですよ」
 見かねて父親が割って入ってきた。
 「えっ、大学生?…飛び級かなにかですの?」
 二人は雅美が大学生と聞いてもまだ信じられない。頭のよい子が学年を飛び越して大学に入ることもあると何かで聞いたことがあるから雅美もそれだと思ってしまう。
 「いえ、そうじゃなくて雅美は21歳なんです。21歳の大学生なんですよ」
 「う、うそ…ごめんなさい…雅美さんがあまりにかわいいからつい…」
 香苗は、”ちゃん”から”さん”に敬称が代わった。
 「いえ、いいんです。いつもそういわれていますから」
 初めて雅美を見た二人は、外観と顔立ちから雅美を小学生か幼稚園児と思ってしまったくらいだ。だから雅美を父親から紹介された時、大学生だと聞いていた香苗親子は、顔を見合わせて驚いた。
 (うそ、小学生…じゃなかったの?とても21歳の大学生には見えないわ)

 雅美の方が、身長や体重を香織と比べてかなり見劣りしていた。
 香織は、体全体が大きく豊満な胸に女らしいお尻の肉付きでとても高校生には見えないのに対し、雅美は貧弱な胸に子供のような体型に童顔と来ていては、どこからどう見ても香織の方が年上に見える。それもかなり年の離れた姉妹に。

 雅美の可愛らしい顔付きに可愛らしい体型では、髪型や着る服を替えれば本当に幼稚園児か小学生でも通ってしまうだろう。現に今着ている服装でも子供らしい感じに映ってしまう。また大学でもその容姿から”赤ちゃん”という愛称で呼ばれていた。
 幼児体型や童顔の雅美に合う様な大人の服装はなかなか無い。当然近所のキッズ店で切るものを見つけてくるが子供っぽい服ばかりになってしまうのは、やもうえなかった。だから雅美もその事は諦めていたが自分に合う大人っぽいものを探しはしていた。

 とにかく香織は、雅美のことを一目見た時からとても気に入ってしまった。年齢は少し雅美の方が上だが本当の妹のような気になっていた。
 元々香織は、妹が欲しかった。だから雅美が年齢的に上でも、童顔で幼児体型の雅美を妹として思い込んでしまっていた。
 一緒に住むようになると分かってからは、雅美を本当の妹にしてしまおうと期をうかがっていた。
 香織は妹が欲しかった。雅美にお姉ちゃんと呼ばれたい。でもどうやったら本当の妹に出来るか思いつかない。色々考えをめぐらしていたがなかなか良い考えが浮かばなかった。


 雅美と香織の親達が結婚したため、住むところも新しくなった。新しくなったというよりも、家族が多くなった為別のすむところを探して買ったのだ。
 その家は北欧の人で、急な用事で邦に帰らなくなり、日本に戻ることが出来なくなってしまい、売りに出していた所を香苗の知人の保育園の園長の紹介で安く手に入れたのだ。
 「実は、外国の人の持ち物なの。邦に帰ることになってね…そこの園児が私の保育園に通っていて、ぜひ小さな子がいる人に譲って欲しいって希望なの。香苗さん、確か今度再婚なさるんでしょう。この間の話では小さな子がいるっていっていたから、どうかなって思って声をかけたのよ」
 香苗は、雅美の年をその話が園長からあった時点でまだ知らなかった。一度家に寄った時、遠くの方を歩いているのを見ただけで、紹介も挨拶も無かった。
 遠くから見ただけだったが、その服装や仕草で小学低学年か幼稚園児くらいと感じていた。
 「ええ、小さい子がいるけど…結婚は決まったけど…具体的な話はまだなくて…」

 香苗は、再婚が決まってすぐにその話を思い出し、雅美の父の俊夫と二人してその物件を見に行った時、お互いにとても気に入って即買うことになったのだ。

 家は築5年で、北欧に帰った時のままのスタイルで置いてあった。調度品は、小柄な日本人に少し大きいような感じなのだが、ゆったりとした間取りと空間を気に入ってしまっていた。
 前の住人がとても気に入っていたのだろう。小さい子供のいる家庭と言う条件を出しただけのことはあった。子供部屋は、他の部屋とは全く違い、この部屋だけが際立って派手な作りになっていた。家の南側は、ガラス張りで部屋は明るく作られているし、部屋中の壁や絨毯は、アニメキャラクターが描かれていて、いかにも育児部屋といった感じなのだ。アニメキャラクターのいくつもの縫いぐるみを筆頭に、ベビーベッドやベビー箪笥がそのまま残っていたし、部屋の奥の一角には赤ちゃんが使うとは思えないくらい大きな歩行器や、ベビ−チェアが残っていた。その部屋が雅美が使うことになっていた。



 「良いじゃないか、雅美も大きいんだし…風邪ぐらいなら大丈夫だよ。雅美はほとんど病気なんかしたこと無かったのに珍しいな。それに香織ちゃんもそう言ってくれてるんだし。心配は無いと思うよ」
 俊夫は、ネクタイを締めながら香苗に言った。
 「お父さんがそう言うんじゃ…雅美ちゃん、昨日の引越しで疲れたのかな?」

 雅美たちの荷物を運ぶ何日か前に、香苗と香織は先に引越しを済まし、家の中の荷物は片付いていた。雅美たちの荷物は昨日届いたばかりだった。だから、雅美はまだ自分の部屋がどんな風になっているのか分かってはいなかった。雅美たち親子の梱包したままの荷物を一時置く場所に雅美の部屋と決めたところを使ったから、何度か部屋に入った雅美でも部屋の様子がどんな感じか大体しか分からない。でも、他の部屋と違って雅美の部屋だけが明るい作りになっていたことは分かっていた。でもその部屋がベビールームだとは、雅美が荷物の間から部屋の中を見ても気づかなかった。

 雅美の部屋となる予定の所は、元々明るい作りになっていて、前の住人がベビールームとして使って部屋である。
 前の住人がそのまま残していった子供用の調度品は、部屋の隅に片付けられていても、その広さは雅美にとって十分過ぎるほどである。
 雅美は、前の家でも自分に与えられた四畳半の部屋を子供っぽい装飾にしていた。小柄で童顔な雅美には、それが似合っていたし好きだった。だから自分の部屋になる所を一目見ただけで気に入っていた。

 香織は、雅美の部屋が片付いていない理由で、その晩は雅美と一緒に寝ることになった。実際のところ、雅美の部屋は、雅美たち親子の荷物で一杯なため寝ることは出来ない。

 明日の朝から親たちが出発と、雅美たちの荷物が届いたその日。
 香織は、雅美が毎日飲むジュースに擬似風邪薬を混ぜて飲ましていた。もちろん香織は、雅美が毎晩食事の後に決まったジュースを飲むことを聞いて分かっていた。そして雅美に飲ませた薬は、友達の先輩の薬剤師からもらった薬で、それを飲むことで風邪の症状と同じ結果をもたらす薬である。発熱は少ないが、嘔吐、下痢といった風邪に似た症状が最低でも3日間は続く。もちろん眩暈がひどく歩くことなんか出来なくなる。
 その症状が出たのは、雅美が薬を飲んで10時間経った翌朝で、親同士二人が新婚旅行の出発の朝だった。

 香織は、雅美を自分の妹にする為、娘同士二人きりになるこのチャンスを待っていた。そのため友人の姉の薬剤師からもらった擬似風邪薬や、香織が小さい時使っていた子供用の衣類を引越しの時、自分の部屋のタンスの奥にまとめて大事に保管していた。


 香織も最初、親たちが買った家を見るまで知らなかったが、偶然にも新しい家にはベビールームもあり、そこには、ベビーベッド、ベビーダンス、ベビーチェアー、歩行器といった赤ちゃんが使うものが部屋の隅にそのまま置かれていたのを香織が見つけた。
 「これって…大きいけど赤ちゃんのもの?」
 子供部屋の片隅においてあるベビー関係のものは、香織が見ても赤ちゃんが使うにしてはかなり大きく見える。日本のベビーチェアーや歩行器に比べると大きさが違っていた。小学生位までなら楽に入ることが出来る大きさで、ある程度高さを自由に変える事が出来る。ベビーベッドも大きさは然りで、150センチの長さで頑丈そうな作りになっていてこれは大人が乗っても充分耐えられる作りになっていた。
 「そう、前に住んでいた人たちはかなり大きかったみたいね…確か、北欧のスエーデン…だったかな?…向こうの人たちは大きいって聞いていたけど…赤ちゃんも大きいんだ」
 香苗は、雅美の部屋になる予定の部屋を整理し、感心しながら香織に言った。
 「この部屋は、雅美ちゃんの部屋になるの?」
 香織は、興味があるような声を出した。
 「香織の部屋は、この部屋の向かいの予定だけど、二人共同で使っても充分な広さだけど…でも、この部屋が雅美ちゃんの部屋になる予定。雅美ちゃんは21歳になるけど子供っぽいものが好きみたいだし。雅美ちゃんの前住んでいた部屋、見たことある?」
 香苗は、目をぱちくりさせて香織の顔を見た。
 「見たわよ。最初小学生か幼稚園児の部屋かと思ったわ。大学生と聞いてビックリして部屋をを見直したわ。とても大学生の部屋とは思えなかったし…でも雅美ちゃんは何もかも可愛いし、それに雅美ちゃん、体が小さいし子供っぽいのが好きみたいだし。…そうね、雅美ちゃんならきっとこの部屋を気に入るわ」
 「香織はえらく、雅美ちゃんを気に入ったみたいね…そうね。きっと気に入ると思うわ」
 「そう、雅美ちゃんって可愛いんだもの…小さな妹みたいで…」

 二人は、雅美のことを思いながら部屋の中を見渡した。香織は部屋の隅にあるベビーベッドに目が止った。
 「ふーん…あのベビーベッドだったら雅美ちゃんでも使えそう。雅美ちゃんのベッドにしたら?…前の家で見つけた私が小さい時使っていたオムツを着け寝ていたら、きっと赤ちゃんに見間違うかもね…」
 何か心に思いついたみたいにニコって笑いながら香織が言った。
 「まさか…確かにこのベビーベッドの大きさは雅美ちゃんにちょうどいいくらいだと思うけど…いくらなんでも雅美ちゃんは大人よ。香織が赤ちゃんのとき使っていたオムツなんか…でも、ウフフフ…でも雅美ちゃんは可愛いから…あんなベッドにオムツ姿で寝たらきっと赤ちゃんに見えるわね…きっと似合うしょうね…それに歩行器も…」
 香苗は、そのことを想像して香織と同じように微笑んだ。 


 「お母さん、これってわたしが使っていたもの?」
 香織と香苗が新しい家に引っ越す何日か前、古い家の中の押入れを整理していた時に出てきた可愛らしい束になったオムツや何枚かのオムツカバーを香織が広げていた。
 「あら、まだ残っていたの。誰かにやったと思っていたのに…そうか香織の使っていたオムツカバーが大きかったから貰い手が無くて、誰にもやれなかったんだわ」
 香織は、自分が使っていたと言う可愛らしい動物柄のオムツカバーを手にとって広げてみる。覚えてはいなかったが横羽がマジックテープ止めるようになっていて、前宛はホック式で裾には可愛らしいフリルがあしらってある。他にイチゴ模様や花模様のオムツカバーがあり、柄や色が違うだけで全部が同じつくりになっていた。確かに赤ちゃんに使うのには少し大きいが、つくりは赤ちゃんのものとなんら変わらなく可愛らしいものであった。
 「わぁー…可愛らしいんだ。でも赤ちゃんの私が着けていたにしては少し大きいんじゃない?…こんのものわたしが着けていたの?」
 香織は、そのオムツカバーの大きさと可愛らしさに恥かしそうにはにかんで驚いた。
 「香織が赤ちゃんのときに使っていたオムツじゃないわよ。いくらなんでも赤ちゃんでは大きすぎるわよ。香織が幼稚園の時に使っていたものよ」
 「幼稚園まで…?」
 「覚えてないの?…香織が幼稚園を卒業するまで毎晩何度もオネショしていたから…このオムツを使っていたのよ。さすがに小学校に上がった時にはオネショをしなくなって使わなくなったけど…香織は、幼稚園で一番大きかったから…それでオムツカバーも大きいのよ…確か香織は小学校に上がった時130センチ以上有ったでしょう。だからその大きさに合わせて特別に作ってもらったのよ…今の雅美ちゃん位はあったかな…そうだ、雅美ちゃんにぴったりかもね」
 香苗は、それを見つめ、まんざら冗談ではないようにニコッと笑った。
 「まさか…雅美ちゃんには一寸小さいんじゃない?」
 手にとって香織は、そのオムツカバーをもう一度広げて見つめなおした。
 「そんなことはないわよ。その時の香織にも少し大きかったのよ。もっとオネショが続くと思ってね…でも今の雅美ちゃん、身長は何センチあるの?」
 「確か…132センチ位はあると思うわ…もっと小さかったかな?」
 「そんなに身長があったの?私はもっと小さいと思っていたけど…それじゃ、そのオムツカバーぴったりの大きさじゃないかな!」
 雅美は、童顔で体型も幼児体型だったから、幼く見えてしまう。そのため身長も小さく感じさせていた。
 香織は、顔を少し赤くしたが、何か思いついたらしくにこっと微笑んだ。
 「なんでオムツなんか残して…そうか雅美ちゃんなら似合うかも…」
 何でそんな恥かしいものを捨てなかったのかと言いたかったが、雅美に使えるかも知れないと思うと香織は考えを改め、もう一度オムツカバーを見つめなおしていた。
 その時は、その考えも思いつきで、その場で忘れていた。


 香織は、恥ずかしそうに自分が小さい時に使っていたというオムツとオムツカバーを畳んで、押入れの奥のにあった別の郡からカラフルな模様の付いた衣類を何枚か取り出してきた。香織には、見た目最初小さい時の水着みたに見えた。厚ぼったいタオル地のものがほとんどで、どう見ても生地が水着の感じではない。スカートが付いていて、その内側にパンツになっている。パンツの股間にホックが付いていて開け閉めが出来るようになっているのを見てロンパースだと気付いた。
 「これは?…赤ちゃんの着るような可愛らしいロンパース?…赤ちゃんが着るのには大きいようだけど、これもわたしが着ていたの?」

 子供を育てたことの無い香織でも、それが赤ちゃんの着る遊び着でロンパースだというくらいは分かる。
 「そうよ、香織が着ていたパジャマだったのよ。オムツしていたんじゃ普通のパジャマは穿けないし、それだとお腹も冷えないし、それに香織は夜中に何回もオネショしちゃって、何度もオムツを取り替えないといけなかったから、そのパジャマを作ってもらったのよ…香織は、どんなに起こしても起きなかったし…自分でもそれを着ていた事ぐらい覚えてるでしょう?」
 広げた赤ちゃんが着るようなロンパースを見つめ、香織は顔を赤くして答えた。
 「何度もオムツを取り替えたって…ぜんぜん覚えていない…」
 かろうじてその手にしたロンパースの柄を見て、それを着たことは記憶に残っていたが、夜中に何度もオネショしてオムツを汚し、寝ているうちにオムツを取り替えられていたことなんか覚えてはいなかった。
 「そうね、香織は小さかった時だものね。オムツと同じように覚えていなくて当たり前ね」
 香織は、ロンパースを取り出して広げたもものの、そそくさと畳んで横に置いて郡の下のほうを覗いた。
 その衣装ケースの中には、香織が赤ちゃんの時に使っていた哺乳瓶やおしゃぶり、涎掛けと言った小物類が多く大事そうにそのまましまわれていた。

 香織がそれらを見つけた時は、そうなんとも思わなかったが、引越し先の雅美の使うことになる部屋を見た時に、母の言葉と、どうしたら雅美を自分の妹に出来るか、香織の考えが決まった。
 (お母さんが言うように、雅美ちゃんにオムツをさせて赤ちゃんのように扱えば、雅美ちゃんを自分の小さな妹に出来るわ)
 歪んだ感情が、香織の心に湧き上がっていた。



続き



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