間違われて (間違いの変更版)
 「今度、隣に越してきた鈴木です。これは娘のマリです…これはつまらない物ですが、よろしくお願い致します」
 二人の目の前に大柄な女性が玄関から出て二人に対して会釈をした。
 「わざわざどうも…こちらこそお願いいたします」
 玄関から出てきた女性に対して、訪れた二人はあまりにも小さく見えた。
 マリの母夏美は、150センチに満たない小柄なかわいいタイプで、マリは母に似たのだろう、身長は120センチくらいの幼い感じのかわいい娘で、一見頼りなさそうな顔つきと身体は、小学低学年か幼稚園児のように感じさせるが、実際は19歳の大学生であった。
 大学のキャンパス以外では、ほとんどといっていいほどこういった子供が着るような可愛らしい感じの服を着ているほうが多かった。
 それは年相応の服装ではマリに合うサイズがほとんど無く、着てもちぐはぐな感じに写ってしまい、おしゃまな子供といった言い回し方が妥当だったし、何よりマリによく似合い、一段と可愛い感じに見えるため夏美が選んで買ってくる。マリもそれを嫌がらずいつも着ていた。
 マリも自分の背丈に合わせ、可愛らしいフリルの付いたピンクのフレアタイプのワンピースで会釈を返した。短いスカートの下から小さな子が穿く可愛らしい動物がプリントされた白いパンツが少し見えていた。
 今日のマリは、着飾ったため何時もより一段と幼い感じを表に出していたし、どこか頼りなさそうな顔はそのことを強めていたし、母の後ろに隠れるしぐさは幼児そのものであった。
 それが間違いの始まりだった。


 「娘のマリです。よろしくお願い致します」
 母に手を引かれ一歩前に出て挨拶をする。

 その言葉使いは、想像に反してしっかりした言葉づかいである。誰もが最初そのギャップに驚いてしまう。たいていはびっくりして言葉づかいと見立ての差にマリの年齢を聞いてきていた。
 「まあ、賢いお嬢ちゃん。ちゃんと挨拶が出来るのね…奥さんも大変ね。まだこんな小さなお子さんがいらっしゃったんでは」
 「…えっ、ええ」
 どうやらマリを言葉づかいより身なりだけで判断し、おしゃまな小さな子供に思ったようだ。誰だってマリを見たら小学生に思えるだろう。それも小学低学年生に。ただこのの女性はもっとマリを小さな子に見たようだった。

 「マリちゃんは可愛いね。いくちゅなの?」
 子供に言うというより小さな幼児に言うような口振りで、愛想を振り撒く口調で、マリの背にあわせてこごんできた。それでもマリの背よりも高い。
 「えっ、…」
 急にそう言われてマリは言葉に詰まり赤くなった。たいていは小学生くらいに聞いてきたがこんな幼児に話すような言葉使いは初めてで、マリはその幼児言葉にかっとなった。
 マリを最初に見た人はほとんどが小学低学年を想像する。何時もそうだからマリもそう気にはしていないが、今みたく幼児言葉で言われたのは初めてである。
 「小学生?幼稚園?」
 「あっ…の…」
 マリは、隣の奥さんから出てきた言葉に返答が詰まった。元々上がり症だから切羽詰るとどもってしまい、おたおたして頭の中が真っ白になって何を言っているのか自分では判らなくなってしまう。
 「私のところにも二人いますの。小学5年生と幼稚園の年少さんが…今二人とも遊びに行っていて留守なのよ。今度遊んであげてね…マリちゃんだったら下の幼稚園の清香と同じくらいかな?」
 「あっ、は、はい」
 マリは慌てて大柄な奥さんの言った事がよく聞えず、話の内容もわからず返事をしてしまった。

 「失礼しちゃうわ。私のこと幼稚園かだって…それにしても大きな人ね」
 少し憤慨したようにマリは母に向かって言った。
 「でもマリの格好と身長ではそう見られるわよ。今までだってそうじゃない。間違われても仕方ないんじゃないの。それにとなりの子供達と同じぐらいと聞かれたとき「はい」と返事をしたじゃない」
 母はマリを、たしなめるように言う。
 「だって…私に合う服って中々ないし…きても似合わないんだもの…それに慌てていたから隣の奥さんの言っている事がよく聞えなかったんだもの」
 下を向いてマリは石を蹴った。
 「そうね…マリは小さい子の服装が好きだものね。マリが持ってるお人形さんも可愛い同じ服装だものね」
 「好きなんじゃないの。でも、大人っぽい服装は全然似合わないんだもの。着ても借りてきた猫って感じだもの」
 マリは慌てて少し怒ったような口調で訂正した。その身振りや言葉遣いがいつもと違って妙に子供っぽかった。
 「その言い方から直さないと…大人の話し方ではないわよ。そんなんでよく学校で何も言われないわね」
 少し呆れたように母は言った。
 「そうかな…言葉がそんなに可笑しいかな…普通だと思うけどな…誰も何も言わないわよ」
 「まあいいわ。マリがそう思うんだったら。でもお母さんの私が見てもマリが小さな子供たちと一緒にいたら大人だって分らないわよ。一緒に生活してるから、お父さんもお母さんもなんとも思わないけど」
 母は、マリを見下ろしながら−何時までも子供なんだから−そう思っていた。


 「マリちゃん、だったかな。お隣に越してきた」
 マリは、前に隣の家に行ったときより小さい子が着るような半そでの可愛いシャツに薄い水玉のスカートで、こごめばお尻からはキティの模様がついているパンツが少し見えてしまう。いかにも幼児が好んで着るような服装で、それがマリには似合っていて前より可愛い幼稚園児に見せていた。昨日挨拶回りのときよりもっと幼くマリを見せていた。
 家の近くの大手スーパーマーケットに買い物に来ていて、不意に後ろから声を掛けられた。
 「あっ、は、はい…」 
 振り向くとお隣のあの大柄な女性と、マリより幾分背の高い子供とマリと同じ位の大きさの3人連れが立っていた。
 「何を買ってきたの?」
 マリの持っているビニール袋を覗き込んだ。
 「こ、これは今晩の…おか…」
 「トマトにタマゴ…おかずなんだ…マリちゃんはお使いが出来るんだ。えらいね」
 「…」
 (そんな事出来て当たり前よ)
 そう思ったが、そんな風に言われると本当の年はなぜか言えなかった。
 「この子が姉の清美と清香…小学5年が清美、小さいのが清香、まだ年少さんだけど。背だけは幼稚園年少で一番大きいけど…一人で…お使いなの?」
 当たりを見回した。
 「マ、マリです…今日は一人で…」
 思わずマリが会釈をした。
 「私は清美って言うの。今小学5年生、これは妹の清香…まだ幼稚園なのよ。マリちゃんはとっても可愛いけど小学生?幼稚園?小さいのに一人でお使いなんて…凄いね」
 清美の身長はマリより30センチ以上は大きく、マリの母親と同じくらいの大きさだ。妹の幼稚園の清香よりもほんの僅か大きいだけだったが、マリの着ている服装や仕草は清美より清香に近い雰囲気を出していた。
 「あ、あのう……」
 元々上がり症で緊張すると言葉が出なくなってしまうマリは言葉に詰まった。
 「マリちゃんは清香と同じ幼稚園みたいね」
 清美は、マリに対してポンと言い切った。
 マリは、それに対して反論はしなかった。相手がそう思えばそう思わしておけばいいと思った。説明がめんどくさいし、大抵は相手が驚いて根掘り葉掘り聞いてくるし、納得しないのが常だった。
 「マリちゃんは、一人でお使いの帰りでしょう、えらいわね。まだ買い物があるの?…もう帰るんでしょう…一緒に帰りましょう」
 「は、はい」
 マーケットを出て4人で家のほうに向かう。
 家までは小さなマリの足でも10分位で近かった。
 「清美、小さなマリちゃんでも一人でお使いが出来るのよ。清美も一人でお使いぐらい出来ないと」
 清美は、母の言う事を無視してマリに話し掛けてきた。
 「マリちゃんは何が好きなの?」
 「お人形…」
 予期せぬ清美の質問に思わず答えた。確かに部屋には大きな縫いぐるみや可愛い人形がたくさんある。
 「お人形?…集めてるの?…いいな。私も好きだったけど…でもマリちゃんてお人形さんみたいに可愛いね」
 そんな話をしながら10分ほどで家に着いた。マリは家のドアを開こうとノブを引っ張った。ところが家のドアは開かなかった。
 「あれ、お母さんいないのかな?」
 子供っぽい仕草でマリは玄関のチャイムを何回も押した。家の中から何の応答もない。どうやら母は出かけているらしかった。マリは鍵を持って買い物に出ていなく当然母がいないと家に入ることは出来ない。
 「マリちゃん、清美のお家で一緒に待ってるほうが良いわよ」
 清美がドアの前で立っているマリに言った。
 「でも…お母さんが帰るまで…」
 言葉が終わらないうちに清美の母がマリの肩を抱いた。

 「いいのよ。二人ともマリちゃんの事気に入ってるみたいだから…それにマリちゃんを一人にして置けないでしょ…お母さんも直帰ってくるわよ」
 清美と清香の母がにこやかに微笑んで、そのままマリの肩を抱いて家の中に連れ込んだ。

 マリは、小さい子供の二人に付き合って遊んだ。ままごとやお人形遊びを。元々一人で遊ぶことが多いマリは、そういったことが好きだから小さい子と遊ぶことは苦にならなかったし、それよりも自分から二人の遊びにのめり込んでしまっていた。
 そういう風に遊ぶマリを二人の姉妹は気に入ったようだった。そんな小さな子供みたいに遊ぶマリを自分より下のかわいい妹として疑わず清美は思ったようだし、清香も同じようになついてきていた。特に清美はマリの可愛らしさに惹かれたようだ。
 そのうちに一時間もすると、幼稚園に行っている清香があくびをしてその場に寝転んでしまった。何時も日課のようで二人とも大きな欠伸をしてその場に寝転んだ。
 「清香がオネムしたいみたいね。マリちゃんもネンネしたら…お母さんが帰ってきたら起こしてあげるから」
 そう言う清美もつられて清香と同じようにうつらうつら始めていた。
 マリも二人に釣られて目を閉じてしまった。夕べは徹夜で部屋の片づけをしていたから眠たいのは事実だった。
 暫くうとうとし始めていたマリは、足元のほうの物音に気付いて目がさめ、薄目を開けた。
 (何をしているんだろう?)
 マリの横で寝ている清香の足元でごそごそと清香の母親が動いていた。その動作で清香の母親が何をしているのかマリはわかった。
 (清香ちゃん、まだおねしょしちゃうんだ。そうか幼稚園生ってまだオネショをしちゃうんだ)
 清香の足を持ち上げオムツをしているところだった。
 「ふう、清香も大きくなったわね。重たくなってきたわ。マリちゃんのも用心して持っていたけど」
 くるりと身体を横に回しマリを見つめてきた。
 (私のって?……私にもオムツを…?まさか。後ひとつのオムツは…清美ちゃんの?…)
 清香の母の横にはまだオムツがもう一組用意されていた。マリはなぜかドキドキしてしまった。もう一組あるオムツがマリのと聞こえたようだからだ。
 確かにマリちゃんに用意と言っていたような気がした。それに姉の清美は小学5年生だ。もうオムツはしないだろう。さすれば間違いなく清香の母の横に置いてあるオムツは聞こえたようにマリのために用意されたのだろうと思った。
 薄目を開けてみていたマリの目に可愛らしいオムツカバーが映っていた。それに悪いところを見たような気がして清美の母親がこちらを見た瞬間、目を閉じて寝た振りをしなければいけないような気がして目を閉じてしまった。
 「マリちゃんって…本当に人形みたいに可愛い…さてマリちゃんはどうかな?…かわいらしいパンツ」
 マリは、淡いピンクのキャラクターの模様の入った子供用のパンツを穿いていた。
 掛かっているタオルケットの裾を捲って雅美のパンツに軽く触ってきた。
 (キャッ…何をするの?)
 「おねしょはしてないみたいね…マリちゃんは清香と違って少し大人っぽい顔をしているけど…でもまだ小さいからおねしょするのかな?」
 少し感心したようにマリの顔を覗きこむ。
 「あら、よく寝てるわね、可愛い顔をして」
 目を閉じて寝た振りをしているマリは、起きることもできずドキドキしながら清香の母に身を任せるしかなかった。パンツが濡れてなければまさかオムツはしないだろうと思ったからだ。
 (当たり前よ…私はこう見えても19歳なのよ。おねしょなんかしないわよ)
 何か自慢げに内心思って赤くなったが、そんな風に思うマリはなんとなくオムツをされそうな予感を感じて恥ずかしくなった。
 (もしかして私にもオムツ…?…やっぱり私のオムツ?…)
 そんな考えが心に湧いていた。
 だが次の瞬間その恥かしい予測が的中した。マリの任せておいた足が急に宙に浮いてパンツがすっと脱がされてしまった。
 (アン…やっぱり私のオムツ…)
 一瞬心臓の鼓動が早くなり恥ずかしさのあまり赤くなった。
 「あれ、マリちゃんは幼稚園児にしては早熟みたいね」
 マリのパンツの下から現れた性器は明らかに清香や清美の性器とは違っていたが、陰毛が生えていないマリのまだ成熟してない性器のため、最初から幼稚園児と思い込んでしまったから清香の母親はそう深く考えてもみなかった。
 パンツ脱がされ宙に浮いたマリのお尻が下がって次に触ったのは、柔らかい布の感覚だった。
 (アーン…お、おむつ…恥ずかしいー)
 マリは目を開け、清美の母親にオムツを拒むチャンスを失ってしまい、心の中でそう叫んでいた。
 慣れた手つきでオムツがマリの股間を包み、あっと言うまにオムツカバーで包まれてしまう。思った以上に柔らかな優しい感触にびっくりしたし、それにオムツを着けられてしまうと手足が萎縮したようになり痺れたような感じで手足が動けなくなった。
 マリの持っている人形はミルク飲み人形でオムツを着けて遊ぶようになっている。何か自分が人形のようになったような気分になった。鼓動が自分の耳に聞こえてくる。
 (恥かしい…幼稚園の子と一緒にオムツをされるなんて…お人形もこんな感じなのかな…)
 恥ずかしいと思う反面オムツの感触にうっとりとした心境になり、明らかにマリの会陰からはおしっことは違うねっとりとしたものが溢れ出しオムツを濡らしていった。
 こんな感覚は初めてだった。
 清美の母親は、清香とマリにオムツをしてから清美のタオルケットを直してまりの顔を見つめ部屋を出て行ってしまった。


 股間を包む布は、マリに何か懐かしい昔のことと、自分の持っているミルク飲み人形を思い出させていた。

 記憶に残ってないはずの赤ちゃんだった時代のことを思い出し、また人形に自分がなったような、それが夢なのか本当のことなのか分らないままマリは強くオムツを意識しながら何時の間にか自分の世界に入っていった。
 (恥ずかしい、オムツなんかされて…でも私って赤ちゃんなのかな?それとも人形なのかな?恥ずかしいけど…こんな気持ち初めて…なんか気持ちいい……)
 そんな倒錯した思いも次第に薄れて行き、ふんわりとした気持ちの中、疲れのためかオムツをされている記憶が薄れていき、自分が赤ちゃんだったころの記憶の中に戻っていった。

 「マリちゃん…起きなさい」
 身体を揺り動かされる感覚にマリは気付いて大きく伸びをした。そのとき口元から何かが落ちたがマリはあまり気にしなかった。
 確かにマリは赤ちゃんでオムツをしていたころの夢を見ていたような僅かな記憶があった。そして母親に抱かれておっぱいを吸っていたころの・・・。
 「ウウーン…」
 何時の間にか眠ってしまい母が迎えにきて起こしていた。目を開けたマリの目に母が映っていた。
 「あっ、お母さん!…」
  その声に隣で寝ていた清香が目を覚まし、マリの後ろから立ち上がってマリの母に一旦寄りかかり、実の母と違うと分ってそのまま実の母の方に急いで歩いていった。おしゃぶりを咥え、可愛らしいシャツの上から涎掛けを着け、下半身には可愛らしいピンクおむつカバー以外下半身には何も着けていなかった。
 (可愛いオムツして…そうかまだ幼稚園年少っていっていたっけ…まだオムツが必要なのね…それにしても…マリまで同じようにおしゃぶりを咥えて寝てるなんて、幼い顔が余計幼く見えるわ。これじゃ幼稚園生と同じじゃない)
 マリの母親は、その後姿をちらりと見てマリの方に向き直った。
 「起きた?」
 首から下はまだ大きなタオルケットが掛かっていた。
 「うん…」
 「どうしたの、初めてのお家で寝てしまうなんて…それに何を咥えて…」
 一寸怒るように少しきつい言い方をした。
 「まだ小さいんですから叱らないで下さい。私どもは一人増えても同じですから…でもマリちゃんは小さいのにしっかりした顔をして。とても清香と同じ幼稚園児とは見えないですわね」
 「えっ、ええ…」
 確かにそう言われればマリは清香と同じようにおしゃぶりを咥えていた寝顔は幼稚園児に見えなくもない。
 その言葉に母が恐縮したように答えた。
 「すみません…普段は寝るようなこんなことないんですが…夕べ後片付けをやっていたもので」
 「そうですか。今まで仲良く遊んでいたもので、それで疲れて眠ったものかと思いまして」
 マリはタオルケットを自分でよけ、もそもそと起きようとした。半そでのシャツの上に清香と同じような黄色い涎掛けが括られていた。それには大きな染みがついていて、母から見て明らかにマリのよだれで汚れていた。
 「まあ…可愛い涎掛けを着けてもらって…」
 一寸笑いそうにマリに言った。
 母から見ても小さい清香より涎掛けをつけられているマリの方が小さな子供、いや赤ちゃんらしく見えていた。
 マリは母の言っていることが何のことだか分からない。起き抜けで目の焦点が合わないから自分の胸元に何が着いているのかわからない。寝る前のことなどすっかり忘れていた。
 「マリちゃんに寝ているとき清香と同じようにミルクを飲ませたら…いつも娘の清香に寝る前に飲ませているんで。マリちゃんにも同じように上げたらすぐに飲んで…哺乳瓶が空になっても哺乳瓶を咥えてなかなか離さないから…それで清香と同じようにおしゃぶりを…ミルクを飲ませるとき着ているものが汚れると思って涎掛けを着けてあげたら…でもマリちゃんはとっても似合っていて可愛いわね…」
 マリはそれでも何を言っているのか分からなかった。ミルクを哺乳瓶で飲んだ記憶なんてない。
 「私は哺乳瓶なんかで……」
 タオルケットを跳ね除けてすっと母の前に起き上がった。 
 清香の母によってオムツを着けられたとき脱がされたスカートは着けていなく、その代わり清香と同じ可愛らしいオムツカバーが見えていた。その姿に母はマリの下半身を凝視した。

 それと同時に清美もマリを見つめて驚いた。
 (マリちゃんてオムツつけるんだ…清香と違って可愛い…)
 確かに涎掛けを着けられ、可愛らしいカラフルなオムツカバーの姿であどけない顔で立っているマリは可愛かった。しかもお尻の部分が垂れ下がるようにぷっくり膨れているのは明らかにオムツの重さのせいである。
 「マリちゃん、何を着けているの?可愛い物を着けて…」
 その言葉でマリは、寝てから清香と同じようにオムツを着けられた事を思いだした。
 (しまった…忘れてた。オムツを着けられたんだっけ)
 「キャッ…」
 じゅくじゅくした湿った感覚が股間に伝わってきた。
 マリは真っ赤になった。いくら体が小さく見えても19歳である。3歳の清香と同じようにオムツを着けられていては、恥かしくてしょうがない。しかもこの湿った感触はオムツを汚してることは間違いない。その場にうずくまろうとした。
 (や、やだ。お、オムツを汚しちゃったのかしら?濡れているみたい。恥ずかしい)
 19歳にもなってオムツを着けられたことも恥ずかしいが、それを使ってしまったほうがもっと恥ずかしかった。
 「清香もたまにおねしょをしてしまうから、おむつをして寝かします。差し出がましいと思ったのですが、同じようなマリちゃんもおねしょしたら困ると思って…マリちゃんにも同じおむつをしてして上げたんです。それにしてもマリちゃんは可愛いですね。おむつがそんなに似合う…すみません」
 マリのオムツ姿を見つめるように清香の母親がマリの母に説明した。マリを19歳の大学生とは見ていないことは事実で首からは涎掛け、お尻には可愛らしいオムツカバーの姿を見れば誰でもそう思うだろう。当然マリが涎掛けやおむつを着けている姿を母、夏美から見ても違和感はほとんどなかった。
 「それは、それは…マリちゃん良かったね。おむつしてもらって…ところでおむつは…おねしょは大丈夫だったの?」
 確かめるようにマリに母親はクスッと笑いながら聞いてきた。
 マリは赤くなって下を向いた。
 「その顔は…さてはオムツを汚しちゃったのかな」
 急に母は幼児言葉でマリに話し掛けてきた。
 「だ、だって…」
 母親は少し驚いたような表情に変わった。冗談かと思っていたようであった。
 「だ、だってって…本当におしっこしちゃったの?」
 小さな子にするように母はマリの垂れ下がったオムツカバーに鼻を付けてきた。とたんに母の鼻にもオムツとおしっこの交じり合った特有の臭いが鼻をついた。
 「あらあら…本当にチッチしちゃったみたいね」
 そういってマリの耳元に誰にも聞こえないように囁いた。

 「幾つになったの?オムツを本当に使って。仕方ないからここでは小さな子の振りをしてよ。小さな子の前で恥ずかしいでしょう。おむつをいつも使ってるってことにするわよ。このまま家に帰ることにするわね」
 マリは仕方なしに首を縦に振った。こんな格好を他人にさらしてマリは恥ずかしくて仕方ないが、なぜか股間にキュンとしたうずきが走った。
 「すみません奥さん。オムツを汚したみたいなので…あとで洗って返しますのでこのまま少しの間貸しておいてください」
 母は思いもよらないことが起こって、マリを目の前にしておろおろして少し恐縮した言い方をした。
 「それはかまいませんけど。マリちゃんは、いつもは紙おむつなんですか?…紙おむつより布オムツの方がオムツ離れも早いですし。そのオムツカバーはマリちゃんに上げますわ。まだ清香はオムツを使うかなって思ってこの間オムツカバーを何枚か買ってきたんで…そうしたら清香のオムツが取れそうなんだもう要らないんです。…だからマリちゃんがオムツを必要なら差し上げますわ。でもそのままでは…濡れたままではマリちゃんが可愛そうですから…どうぞ今も言ったようにオムツカバーがまだありまし…こんなに大きいオムツカバーですとあげるところが無いので。マリちゃんにはちょうどいいですし…」
 夏美の行動を見て何時もマリがオムツをしているみたいな言い方だったが、何時の間にか用意したオムツと真新しいオムツカバーを広げられると無碍にも断れなかった。
 「そ、そうです。いつも紙おむつなので…でも…それではあまりにも…」
 「いえ、さっきも言ったように清香にもオムツはほとんど要らないので…濡れたままではオムツかぶれになってしまいますので…」
 「そうですか…マリちゃんここにねんねして」
 「お、オムツはもう…」

 力なくマリは抗議しようとした。
 「布オムツは慣れてないみたいですね」
 夏美はマリを目の前にしてオムツ換えを少し躊躇していた。
 「ええ、いつも紙おむつですんで…こう言うかわいらしいオムツはあまり扱ったことが…」
 清香の母は夏美を押しのけるような格好で代わってきた。
 「私がやってあげますわ。マリちゃんみたいな可愛い子のオムツ替えは楽しいし、…布オムツは紙おむつと違って少し当てにくいですけど。でも早くオムツ離れができていいですよ。洗濯が大変ですけど、だけど経済的ですし。でもよかったですわ。可愛いマリちゃんにあげることができて…マリちゃん、おばちゃんがオムツを換えて上げるからね」
 「おしっこ、出ないからオムツはもう要らない…」
 拒もうと小さな声で言おうとしたとき耳元で母親が囁いた。
 「さっきも言ったでしょう。マリちゃんはいつもオムツを使ってるんだって…今更拒絶したら年がばれちゃうわよ。マリちゃんは19歳だって…そうなったら余計恥かしいでしょう。マリちゃんはオムツを汚したんだからもうオムツをここで断ったら可笑しいでしょう」




 そう言われてしまうと言葉を返せなくなる。
 小さな子供たちに見守られながらマリは仰向けに寝かされた。なぜか心臓ははやなっていた。
 (いやだー、こんな小さな子の前でオムツを交換されるなんて…これじゃあべこべじゃない…恥ずかしいけど。何か変になっちゃう)
 オムツカバーのホックを外す音がマリにも聞こえてくると、今まで以上に恥ずかしさがこみ上げてくる。
 「ね、マリちゃんのオムツ、とっても似合って可愛いね」
 確かめるように清美が清香に対して言う言葉がマリにも聞こえてくる。
 「うん、お人形みたいに可愛い…マリちゃんオムチュにチッチしちゃったの?清香は今日、オムチュ汚してないよ」
 清香は、オムツを汚してないことを得意そうに言う。
 それを聞くと余計恥ずかしい気持ちになり、知らず知らず股間のうずきも大きくなる。
 (幼稚園生でもオムツを汚さなかったのに…やだ…感じてきちゃう)
 「そうね、もうすぐオムツがとれるね。マリちゃんも恥ずかしいからすぐ取れるようになるわね」
 最後のホックが外れてオムツカバーが開かれた。白地に紺色の動物模様のオムツがマリのおしっこでうす黄色く変色していた。

 「マリちゃんはいつもオムチュなの?起きていても?」
 清香と清美が交互にマリの母、夏美に聞いてきた。
 「そうよ、マリちゃんはいつもオムチュなのよ」
 清美と清香はマリのオムツに関心があるような口ぶりで言う。
 「でも、家にマリちゃん、来るまでオムチュはしてなかったよ」
 「そうね、マリちゃんもオムツ離れを、清香ちゃんと同じように練習してるのよ。だからしてなかったのよ」
 「ふーん…それじゃ清香とおんなじね。でも清香はオムツ…眠るときだけだよ」
 清美がそれを聞いて感心したように答えた。

 清美は、マリのオムツに最も関心を強く示した。清美から見れば清香よりマリのほうが年齢はずっと上に見えたのだが、何でマリがオムツをしているのか不思議だった。でも自分の母が清香と同じくらいと言ったものだからそれを信じていた。だが清美はマリのオムツをしているところを見て目をらんらんと輝かせていた。
 開かれたオムツは股間の布地の白い部分がおしっこで黄色く汚れ、つんとしたおしっこの臭いがマリの鼻をついた。
 (やだ、みんなの前で…でも本当にオムツにおしっこしちゃったんだわ。いまさら19歳なんて本当に言えやしないわ…みんなにオムツお漏らしをしてしまった所を見られて恥ずかしい…)
 マリはそれまでオムツを汚してないことを願っていた。

 そう思うと余計股間がざわめいてくる。
 (なんか…変?変になっちゃう…でも・・・なんか気持ちいい…)
 みんなの視線を感じてマリは恥ずかしく思い、それを強く意識するほど股間が潤んでくるのが分かった。
 (アン…み、見ないでー)
 「あまりしてないみたいね…マリちゃんももうすぐオムチュが外れるのかな…」
 清香のお母さんがマリのオムツを外しながら手馴れた手つきでオムツをめくった。
 「すみません…マリはまだオムツにお漏らしをするようじゃオムツが必要みたいです。済みませんがオムツを貸しておいてください。このままオムツをして帰らせますので…清香ちゃんみたいに早く取れれば良いんですが」
 うっとりとした表情のマリの顔を見て母が言った。
 (そんな…お母さん。マリはもうすぐ二十歳よ。オムツなんか…)
 「さっきも言ったようにオムツは差し上げますわ。足らなければいくらでもありますから。ところでマリちゃんは早熟みたいですね」

 オムツを広げ、娘たちの性器と少し違うことに気付いて清香の母が言った。
 「そうなんです。体格の割にはおませな子でして…でもまだオムツを使っているんで子供ですよ……よかったねマリちゃん。可愛いオムツをもらえて」
 (そんな…私は19歳よ、オムツなんか貰ってどうするのよ…)
 「そうですね。うちの清美と清香は大きいけど晩生で…」
 まるで赤ちゃんのオムツ換えのように軽々とマリの両足首を片手でくくり、上に持ち上げてお尻を浮かし、おしっこで濡れたオムツをオムツカバーごと引き抜いた。新しく用意したオムツとオムツカバーのセットをお尻の下に敷きこんだ。
 「マリちゃんはスマートで良いですね。とってもオムツが着けやすくて…オムツの股当ては歩きやすいように少なめにしておきます。寝るときやお家にいるときは少し多めに股当てを当ててやってください。紙おむつと違っていつも同じとは行かないんです」
 「あっ、…そうですか。家に帰ったらオムツの枚数を多くして当ててあげます」
 マリは新しいオムツの上にお尻を下ろされその感触のやわらかさに驚いた。布オムツは濡れると硬くなる。その違いにうっとりとしてしまった。
 (あっ、恥ずかしい…おむつはもうやめて…で、でもなにかやわらかくて気持ちいい…)
 おしっこで汚れたオムツを外される恥ずかしさも強かった。みんなの見ている前でオムツをつけられることも恥ずかしいが、その中になんとも言えない痺れとふんわりとしたものがあった。それがオムツのもつ魔力であることをマリは知らなかった。
 オムツはマリを赤ちゃんに戻す強力なアイテムであり、もともと孤独だったマリには無意識に引かれ、知らず知らずにマリは赤ちゃんに戻り始めていたのであった。
 この瞬間からマリはオムツを外せなくなってしまうのである。
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 「どう…オムツを着けている感想は?」
 マリは赤い顔をして下を見て歩いた。歩くたびにオムツが股にこすれて感じやすい部分を刺激して、オムツしていることを強く認識させる。
 「どうって…恥ずかしいわよ。早く家に帰ってお、オムツを外したいわ。こんな年になってオムツを着けられるなんて思ってもいなかったわ」
 母は、マリの目の前に透明のビニール袋を持っていった。
 「これはなに?」
 母の手を払おうとした。ビニール袋の中にはさっきマリが汚したオムツとオムツカバー、それに涎掛けが入っていた。母のもう片方の手には大きめの紙袋が下げられ、その中には清美の家でもう使わないからいってもらった新しいオムツの束と可愛らしいオムツカバーが何枚か入っていた。
 「それは…」
 「19歳の女の子が使うものなの?赤ちゃんなら仕方ないけど…これは恥ずかしくないの?」
 「………」
 短いスカートの下からオムツは見えそうで、マリはスカートを下に引っ張った。
 「お父さんに知れたらどんな顔をするかな」
 少しマリをからかうように言ったが、マリのオムツをしている姿を母の眼から見ても少しも違和感がなかった。19歳どころか本当に可愛らしく、まだオムツの取れない小さな女の子に感じられた。

 そう、マリの母は再婚して新しい家に越してきたのだ。長いこと母と子で、二人で生活していたが、マリが小さいときから言えに頻繁に来て面倒を見てくれていた男性と母は結婚したのだ。マリは新しい父を父とは思えず心の中では恋人的な存在であった。
 「マリちゃんはお父さんにとってもなついていつからマリちゃんのこんな格好を見て可愛いって言ってくれるかな?」
 「や、やめて。お義父さんに絶対言わないで。恥ずかしいから…」

 そう思うと全身が熱くなる。恥ずかしく思うほど感じていくとはマリも気付いていなかった。
 股間のオムツに、ぬるっとしたものは染み込んでいくのが分かってもじもじしてしまう。
 (いやぁん…ま、また感じちゃう…私ってオムツして感じちゃうなんて変態なのかな)
 「どうしたの?もじもじして…おしっこでもしたいの?それとも又オムツにおしっこを漏らしちゃった?」
 冗談ぽく夏美は笑いながら言った。


 「そ、そんな…オムツに漏らすわけないじゃないの。私はもうすぐ二十歳よ」
 そう言われておしっこがしたくなってきたことに気付いたが、我慢できないことはなく、そんなに強い尿意ではないから母には黙っていた。
 「もうすぐ二十歳の子がオムツをされてそれを汚すの?」
 「又…それを言う…あれは間違いなのよ。まさかオムツされたとは思っていなかったし」
 マリは照れて覚えてないとうそを言った。
 「間違いでオムツを汚したり、おしゃぶりを咥えて離さないで眠るの?挙句に清香ちゃんより涎掛けを汚しちゃうなんて…あれも間違いなの?…マリちゃんはオムツを着けられるときうっとりして気持ちよさそうな顔をしていたわよ」
 「おしゃぶりなんて覚えてないし…だ、だって…赤ちゃんか人形のような気になって…気付いたらオムツが…」
 最初は、歩くとオムツが股に食い込んで恥ずかしい思いをしていたが、少し歩き出すとオムツがなじむのと母との会話に熱中し始め、家に着くころには気にならなくなってオムツをしていること自体忘れかけていた。
 そうこう言いながらマリの家の前についた。
 「マリちゃん、鍵を開けて。私のポケットに入っているから」
 「ウン、早く家に入ってオムツを外して元の格好に戻らないと…」
 そういって母に向き直った。体をねじった瞬間、オムツが股間を圧迫し刺激をしてきた。恥ずかしさで感じっぱなしになっていたマリの体に電流が走ったみたいになった。
 「アァーン…お、オムツをしていたんだわ」
 オムツをしていることを改めて認識させられる。そう思うと恥ずかしさがいっそう増して、気持ちよさもより強くなり、普段では我慢できるわずかな尿意も、オムツをしている事がマリを我慢できなくなさせていた。
 (あっ、で、出ちゃう…は、恥ずかしい…なんで我慢ができない…でも、き、気持ちいいー…お、おしっこが漏れちゃう…お、おむつっう…)
 オムツの中が暖かくなり、おしっこがオムツに吸い込まれて広がっていくのがわかる。そんなに強い尿意ではないのにおしっこが体外に出て行く開放感と19歳にもなってオムツの中におしっこをしているという羞恥心だけはやたら大きく、それだけでオルガに似た絶頂感がマリを襲った。
 (な、なんで?…おしっこが出てるの?…赤ちゃんみたいにオムツに…やだぁ…で、でも…)
 おしっこをしているという実感が薄いが、オムツにおしっこをしているという羞恥心は強かった。マリはオムツを着けられたことによって我慢がしにくくなっていことに気づいてはいなかった。オムツを意識しているとわずかな尿意でもこらえられなくなっていたのである。
 「どうしたの?」
 母は、持っていた荷物を玄関の脇においてマリを支えたが、目の焦点が合っていないし、半開きになった口元からは涎が流れ出し着ているものを濡らし始めていた。体がビクッと痙攣して母の腕に寄りかかってきた。
 「ああああー…」
 オムツにおしっこを漏らしながらマリは生まれて初めての絶頂に襲われた。下半身の括約筋の力が全部抜け、立っていられなくなり僅かな間マリは意識を失った。

 気付いたときは玄関の中の廊下に寝かされていた。
 「よかった、マリちゃん気がついたのね?」
 「あっ、お母さん…」
 そう言ってオムツの中におしっこをしたことを思い出した。オムツの中はぐっしょりと濡れているのがわかる。
 「マリチャンは玄関前でオムツにおしっこしながら倒れそうになったのよ。何で我慢ができなかったの?これじゃ本当にいつもオムツが必要じゃない。清香ちゃんでもオムツは寝るときだけでしょう」
 「だ、だって…何で分からないけど我慢ができなかったんだもの」
 「我慢できないって…それじゃ赤ちゃんと一緒でしょう。赤ちゃん見たくオムツがマリちゃんには本当に必要みたいね」
 「そ、そんな…」

 自分でもどうしておしっこを我慢できなかったのか分からないが、オムツの中にお漏らしをしながら上り詰めたことは分かっていたが、それを母に知られるのは恥ずかしかった。
 「一人で起きられる?」
 「うん」
 起きあがって母に付いて居間に向かった。歩くたびに股間のオムツの濡れた感触が羞恥を煽ってくる。
 「どうするの?オネショだけじゃなくオムツにお漏らしするようじゃ…赤ちゃんに逆戻りじゃない」
 マリは赤くなって語尾を弱めて力なく答えた。
 「どうするって…おむつ?」
 マリは、オムツにおしっこを漏らしながら快感を感じて上り詰めたことを思い出していた。
 (どうしよう…オムツしてるからあんな気持ちよくなったのかな。それともおもらししたから)
 「そうよ、またおもらししたらもっと恥ずかしいわよ」
 「だからってオムツは恥ずかしいし…大人だし…もうお漏らしはしないから…」
 「なんか自信なさそうね…オムツをされておねしょしてからマリちゃんは余計赤ちゃんに戻ったみたいな気がするわ。恥ずかしくってもその辺で漏らされるよりましだわ。オムツをしていれば安心でしょう」
 「そんな…自信がないだなんて…」

 マリのそんな表情を見ていて母は少し不安になったが興味を持った。確かにオムツを汚してからのマリは仕草や言葉が前よりもずっと幼くなったように思えるからだ。
 母とてもう一人くらいは子供がほしかった。でも今の夫と子供を持つ気にはなれない。ふとマリが赤ちゃんだったらって言う気に思った。マリが赤ちゃんだったらもう一度子育てができるし、新しい夫との間に子供を作る必要はない。それに今度の夫はいつまでもマリを子供のように扱っているから、いつのまにかマリの母親までマリを19歳とは見ないでいつも子供言葉をマリに対して使って接していた。そのせいでマリはいつも子供が使うような言葉遣いや仕草をしていることに母親は気づいていなかった。
 「とにかくいつまでもそのままじゃ気持ち悪いでしょう。オムツの中のおしっこをこぼさないようにその座布団にゆっくり寝てごらん」
 「自分で…恥ずかしいから自分で外す」
 ゆっくりと歩きながらトイレのほうに行こうとした。内股を伝わってオムツで受けきれなかったおしっこがこぼれ出したのだ。マリはその場で固まってしまった。股当てのオムツの枚数が少なかった分オムツの中に受けきれなかったのだ。
 「ほら…自分で出来ないでしょう。じっとしていて。そこに座布団を持っていくから」
 マリが立っている玄関先の廊下に母は座布団をマリが座って動けないでいる玄関先の廊下まで持っていき、その上にゆっくりと仰向けに寝かせた。マリの寝たすぐ横にもらってきた大きなオムツの入った紙袋があった。
 フレアのスカートを捲りあげてオムツカバーの腰紐を解き両脇に付いているホックを外した。
 「は、恥ずかしい…」
 「マリは本当に19歳なの?オネショだけならいざ知らず、オムツしてそれにお漏らしをしちゃうなんて」
 オムツカバーの股当てを開くとオムツは乾いているところがないくらいおしっこで濡れていた。
 「いっぱいしちゃって、こう見るとやっぱりマリはまだオムツが必要なのかな…」
 「だから…あれはおトイレに間に合わなくって…とにかく外してよ…恥ずかしくって」
 「だからと言って19歳の大学生がオムツにおねしょやオムツにお漏らしはおかしいわよ」
 そのとき玄関のドアが急に開いて清美と清香が入ってきた。玄関から入ったところからマリが何をされてるか丸見えだった。
 「キャ…」
 マリは小さな悲鳴を上げた。
 「おばちゃん、さっきマリちゃんが忘れていたから持ってきてあげたの。…あれマリちゃんは又オムツにおもらししちゃったの?」
 清美が、マリが忘れたというマリのお使いのビニール袋を差し出す。当然マリが何をしているのか小さな二人にも分かった。
 「あっ、清美ちゃんと清香ちゃん…もって来てくれたの。ありがとう。…そうよマリちゃんは又オムツにお漏らししちゃったからオムツの交換をしてるのよ」
 そう言われてしまうと小さな子達の前でマリはオムツをいらないなんてまたしても言えなくなってしまう。
 「私、手伝ってあげる。清美のオムツを何回も替えたことがあるから…」
 清美がすっと上がってきて紙袋から一組のオムツとオムツカバーを出してマリの横に置いた。
 「清美ちゃん、ありがとう。助かるわ。マリちゃん、よかったね。清美ちゃんが手伝ってくれるって」
 清美に釣られて清香も上がってきて清美の横に来た。
 「わー、いっぱいオムチュ濡れてる…」
 白いオムツがおしっこで黄色く濡れているのを見て清香が声を出した。その声を聞くとマリは余計恥ずかしくなる。
 新しいオムツカバーにオムツをセットしてマリのお尻の下に敷きこみ、二人の子供たちの見ている前でマリの股間を覆っていった。
 二人がじっと見詰めていては何も言えずオムツはもういらないとは言えなかった。
 オムツを着けたままマリは、しばらく二人の訪れた姉妹とともに家の中で遊ぶ羽目になってしまった。
 「あそぼう」って言われてもマリは断れない。二人がずっとそばにいては、オムツをしたままそれを外す事も出来ない。
 それでも動くたびオムツが股間の感じる部分を刺激してぬるぬるしてくる。恥ずかしさでマリは感じていたのだ。
 マリの持っている人形を二人はすごく気に入ったみたいだった。そのうち二人に連れられて近くの公園に行く展開になってしまった。
 「おばちゃんマリちゃんを公園に連れて行ってもいい?」
 マリに相談せずいきなり清美は母に言った。
 「ええ、いいわよ。マリちゃんよかったね。仲のよいお友達ができて」
 マリは母に抗議をしようとした。
 「こんなオムツをしたままの格好で公園なんて…」
 二人に聞こえないように小さな声で母に訴えた。
 「いいじゃないオムツをしていても。誰もオムツをしているマリちゃんを19歳だなんて思わないから…二人ともマリがオムツをずっとしてるって思われているんだから、今更オムツを外して遊べないでしょ」
 母の言葉にしぶしぶし従わざるを得なかった。その後マリは二人に付き合わされ、主導権を2人に取られて4時間以上家に帰ってはこれなかった。 

パート2

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